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  • honenma

アートハウス通信 30  2021年 迎春

更新日:2021年1月5日

明けまして おめでとうございます。

今年も よろしく お願いします。 アートハウスは 2年目を迎えています。 コロナの制限があるので あまり大々的な活動はできませんが、 自然豊かな目神山のアトリエで ささやかながらも活動をつづけています。

さて、今年の暦は 辛丑(かのと うし)ですね。 辛丑(かのと うし)というのは、 つらい痛みや苦しみの中から 豆の芽吹きの形のような   (丑の象形は豆の芽吹き) 新しい力の芽生えがあるとされる年を意味しています。

もしかしたら、新しい希望が生まれてくる年になるかもしれませんね。 私が、辛丑(かのと うし)をイメージしたら、

アンドリュー・ワイエスの牛の絵が、頭にぱっと浮かんできました。(笑)

石塀の直線のラインに収まっている 牛の背中の緩やかな反りの線 それらが 微妙に干渉し合って、緊張感をはらんでいます。 辛丑とは、こういう形なのかなと思いました。 それで、今年の年賀状は、こういうのになりました。(笑)

ところで アートハウスの裏には、このような大きな子持ち岩があります。


その子持ち岩を、私は大切に祀っています。

正月の前には、しめ縄をまいて新しい依り代を飾ったりするのです。 (西から撮った写真) この岩は、実は    目神山の奥山の頂上にあった 巨大イワクラの根止めの部分に当たります。



その巨大イワクラは、八畳ほどの平岩の上に巨大立岩 3~4 石で組んだものでした。 今は現存しませんが、運よく我が家の敷地内だったイワクラの根止めの部分だけは、残すことができました。

今は現存しない巨大イワクラはこのようなものでした。 手前の石の祠の右上に写っている立岩の石組みが、そのイワクラです。 大正時代に、イワクラの真南 2~30m下から撮った写真です。 3~4石で洞を組んでいました。何とも神々しい岩組でしょう。

一大歓楽地甲陽園を開発した本庄氏は、毎日ここまで登ってきて、上の巨大イワクラを拝んでいたと伝えられています。(手前の石の祠は、本庄さんが建てたようです。) 私が住み始めたときはイワクラの全貌がまだ残っていました。 巨大イワクラが気に入ってというか、畏れのような不思議な感覚に導かれて、石組みが続く隣の土地を購入したのです。 現在は、巨大イワクラは壊されていますが、本庄氏が建てた石の祠の位置には、、 今はトトロ岩と呼んでいる石の彫刻が据えられています。(石原秀雄作「暗室の王」) ここにも、正月には南天を奉げ祀っているのです。 このトトロ岩の向うには、松飾りとアートハウスの看板石が、小さく見えるでしょう。 ここが、目神山 アートハウスの入り口に当たります。 さあ、みなさま いらっしてください。


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