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アートハウス通信 ③ 透視図法

更新日:2020年2月27日


キリツ! レイ! オネガイシマス! ということばから始まった 第3回のアートハウスは、 中学美術を楽しむ 1「透視図法」です。


少しふざけて号令までかけました。 まるで、メイド喫茶や今流行りの給食喫茶のような、 擬態状態です。(笑)


実は、 講師はもっとアーティステックなものを用意していたのですが、Nさんのリクエストに応えて、 急遽、変更しての、中学美術「透視図法」だったのです。

Nさんのお申し出をお聞きして、僕はよく理解できました。 彼女は、大変まじめな中学生でしたから、学校に行けなくなった自分に対して、何とも云えない憤りや不満を持っていたのです。 


本心では、先生に教えてもらって、きちんと勉強したかったのでしょう。彼女には、そういうところに大きな穴、欠落感があったのだと思います。 だから、彼女は直接、穴をふさぐようにして、回復せねばならなかったのです。


お申し出を受けたとき、直ぐにきっぱり応えました。 わかりました。変更しましょう。 アートハウスは、私たちの考えを展開したり実践したりするためにあるのではなく、 苦しんでいるこどものため、Nさんのためにあるのですからと。

折から、 二人の見学者がありました。 ひとりは、新進気鋭の経営コンサルタント。本心で話す人。 もう一人は、某学校法人の理事長。本当のことを探す人。 お二人は、アートハウスに新しい学園経営の可能性を感じての、ご来訪でした。 ありがたいことですから、 みんな一緒に、早速、 中学美術「透視図法」を楽しみました。


何だか、懐かしかった。 教える方も教えられる方も作図をしながら、詳しく学ぶことができました。 さすが、中学美術教師の経験も深い、平面を立体に見せるマジカル彫刻家、 松原一彦氏です。 彼は、若い頃、某国立大学で建築を学んでいたのですよ。

すごく、よくわかる授業でした。 透視図法というのは、本当は、実際上の見えている形を描いているというものではなく、立体的な形が実際上にあるかのように共有して感じることができるマジカル図法なのだと、説かれていたように思います。


あ! 終わったとき、 大きな声で、「アリガトウゴザイマシタ」って言うの、忘れたような気がするなぁ。(笑)




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